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zoom RSS グーグル Google(佐々木俊尚)

<<   作成日時 : 2006/10/15 20:01   >>

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【こんな人にオススメ】
 「グーグルって検索するやつでしょ?」って思っている人。グーグルって何で儲けてるの?って疑問に思っている人。

【本の気持ち】
 佐々木さんは1961年生まれ。毎日入社後、フリー。著書に「ヒルズな人たち」他。

 僕も最近まで、グーグルって単なる検索エンジンだと思っていた。IT関係の仕事をしている人ならもう分かっていると思うけど、グーグル初心者にはちょっと怖い近未来のお話。

 グーグルは2005年、米サンフランシスコ全域に、無線LANを使って無料でインターネット接続を提供する計画を提案した。通常であれば、プロバイダと有料で契約し、プロバイダは利用料を収入として儲けているのである。グーグルが無料でインターネット環境を提供したら、誰も有料のプロバイダとは契約しなくなるかもしれない。

 で、グーグルは何を考えているか?無線LANは電波の届く距離が数百メートルしかないので、アクセスポイントがいっぱい必要だ。普通に考えると、それは企業にとって不利なようだけれども、実は、グーグルにとっては非常に都合がいいのである。
 どの利用者がどのアクセスポイントを経由して、何をしたかがすべて把握できるのである。
 そうなれば、その場所、その人に絞り込んで、地域密着型広告を届けることができるのである。つまり地元のスーパーのチラシ広告が、グーグルから届くのである。
 また、グーグルはブックサーチというサービスによって、世の中すべての書籍の全文が検索できることを目指している。(確かにべんりそうだけれど・・)

 ブログが爆発的に増え、これまでのホームページに無いトラックバックの機能により、個人個人のつながりが格段に増加してきた。検索の中にも個人の情報が大企業の情報に混じって現れることになり、相対的に個人やニッチの情報が露出しやすい状況が生まれたのである。
 グーグルは アドワース、アドセンス(個人のホームページに広告を配信するサービス)の投入により、巨大な広告代理店になった。この圧倒的な広告収入の基盤の上に、無料グーグルニュース、無料インターネット接続、無料オフィスソフト、などのサービスが提供できるのである。

 グーグルによって作られたネット上のフラットな世界は、権威を相対的に失墜させる。
 あらゆる場所のあらゆるものに監視の目を光らせ、世界をコントロールする巨大な”司祭者”となりつつある。
 世界の隅々まで入り込み、すべてを見通している神の姿・・・・グーグルは神になれるのだろうか?それとも・・・

【僕の気持ち+α】
 実際にインターネットで検索しているときは、「世の中便利になったなー」なんてお気楽なことを言っているが、佐々木さんの話を聞いていると、「ちょっと末恐ろしい世の中になるかも知れない・・・」と不安になってくる。
 グーグルの発想って、確かに”すごい”って思うけれど、一企業に過ぎない者が強大な力を得たとしたら、それがどのような使われ方をされるのか・・
 人類の幸福のためのインターネットであってほしいものである。

                          【オススメ度】★★★★★(グーグル世界制覇?)



グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
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