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zoom RSS イングリット・フジコ・ヘミング 私が歩んだ道 パリ

<<   作成日時 : 2007/01/27 20:59   >>

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【こんな人にオススメ】
 フジコ・ヘミングが好きな人。ピアノ曲が好きな人。癒されたい人。

【本の気持ち】
 フジコ・ヘミングをご存知だろうか?何年か前、NHKのドキュメンタリー番組で紹介されて、その存在が一躍知られるようになったピアニスト。

 実は、僕もその番組をたまたま見ていて、彼女の波乱に満ちた人生、レオナード・バーンスタインなど、世界的に有名な音楽家にその才能を認められながら、聴力を失い、本来ならば、世間の注目など浴びることなく、その音楽活動を終えていたであろう、老ピアニストの姿に感銘を受けたのである。

 この放送以降、彼女が弾くリストの「ラカンパネラ」が有名になり、日本を始め、世界中で活躍している。

 そのフジコが、大好きなパリを訪ね、自らの生い立ちを語る。

 いつも誰かを監視しているドイツ人のこと、ある大物指揮者の愛人であったこと、好きになる男が誠実ではなかったこと・・・・など

 彼女の苦悩と絶望に満ちた人生をしみじみと語る。

 「テクニックを見せつけるような攻撃的なピアノは私には向いていない。批判をする人もいるけど、ちょっとくらい音符が壊れててもかまわないじゃない。私は機会じゃないんだから。自分の弾きたいように弾くの。私のピアノで心が癒されたという人が大勢いる限り、その人達に聴いてもらえればいい。批判家に聴いてもらう必要はないのよ。」

 「今、つらくて死にたい人も、いつか人生がいいほうに向かうときがきっと来ると信じて、自分の人生を大切にして欲しい。聴力を失ったときは、もう人生終わりかもしれない、と悲嘆にくれたけど、そのおかげでほかの感性を磨くことができたのかもしれない。これから弾いてみたい曲はたくさんありすぎて、天国に行ってから練習することになるでしょうね。」

 今、彼女の弾く「ラカンパネラ」の曲が頭の中で響き、その言葉が、静かに心に刻まれる。

【僕の気持ち+α】 
 普段クラッシックやピアノを聴かない人でも、フジコの人生を知る人は感銘を受けるだろう。
 彼女の最大の試練を、おかげで感性をみがくことができた・・・と感謝する。
 読み終わったあとに、じーんとこみ上げてくるものがある。

【読んでみてゆかった度】★★★★(人生は静かで、深い)

イングリット・フジコ・ヘミング 私が歩んだ道、パリ
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